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総合ニュース
2015/03/19
建設副産物対策近畿地方連絡協議会、近畿建設リサイクル表彰式 会長賞3、奨励賞6件受賞
建設副産物対策近畿地方連絡協議会は16日、大阪市中央区の大阪城スクエア大手前ホールで14年度近畿建設リサイクル表彰式を開き、会長賞3件、奨励賞6件を表彰した。また、嘉門雅史京都大学名誉教授が「建設副産物リサイクルをめぐる状況と課題」をテーマに講演を行った。
冒頭、建設副産物対策近畿地方連絡協議会委員長の森昌文近畿地方整備局長は「表彰は近畿独自の取り組みとして10年度から開催し、今年で5年目となる。全国各方面で参考にすべき取り組みとされている。積極的に建設リサイクルの取り組みをしていきたい」とあいさつした。
嘉門教授は、「循環型社会の形成は、安全・安心社会の基盤の上に構築することが必要で資源生産率の向上、循環利用率の向上、最終処分量の削減を具体の目標値に揚げて図ることが大切になる。持続可能社会構築のために共生、循環、全員参加、国際協調を念頭に地球環境の保全に取り組むことが重要である」と説明した。
続いて、14年度近畿建設リサイクル表彰式を行った。14年度は会長賞3件、奨励賞6件を選定し、受賞者に森局長から表彰状が贈られた。近畿建設リサイクル表彰の受賞者は次の通り。
【会長賞】
▽疋田建設=再生品品質保証による建設産廃物の100%リサイクルの達成▽阪南産業=解体木材の積極的なリュース▽関電ジオレ=洗浄・熱処理による連続浄化システムを用いた汚染土壌の無害化処理及び再生土砂の製造・販売。
【奨励賞】
▽奈良総合リサイクルセンター、山本商事、山本建土木興業=建設混合廃棄物を主原料とする革新的で高付加価値なフォーミング抑制剤「ジェイムライト」の製造・販売▽姫路環境開発=「無焼成固化技術」による建設廃棄物を主原料とするエコレンガの製造・販売▽鴻池組・ハンシン建設JV阪神甲子園駅改良工事事務所=駅改良工事現場での工法工夫等による建設副産物発生抑制▽鴻池組・竹中土木・青木あすなろ建設JV淡路駅周辺連続立体交差化工事(第6工区)工事事務所=電鉄連続立体交差工事における環境影響低減のための多様な建設リサイクル▽鴻池組(仮称)鶴見6丁目分譲マンション計画新築工事事務所=大規模建築施工現場から発生する建設副産物の計画的な発生・排出削減▽奥村組西日本支社土木第3部阪高新神戸トンネル工事所=新神戸トンネルの天井板撤去に伴う短期間で大量に発生するコンクリート塊の計画的なリサイクル促進。
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