気になるキーワードを入力してください
総合ニュース
2015/03/11
日本財団・ユニクロ、子どもホスピスを鶴見緑地に建設 設計・施工は大成建設
こどものホスピスプロジェクト(高場秀樹理事長、以下:CHP)と日本財団(笹川陽平会長)、ユニクロ(柳井正会長兼社長)は、難病の子ども向けホスピス「TSURUMI こどもホスピス」を大阪市鶴見区の花博記念公園鶴見緑地内に建設する。大成建設の設計・施工で、3月中旬に着工し、12月中旬の竣工、開業を目指す。
同施設は民間団体と企業が主体となって設立し、医療・教育・保育の専門家を中心とした地域のボランティアによって運営される国内初のコミュニティ型子どものホスピス。
2000㎡の敷地に建設するW造2階建延979・11㎡の施設内には、プレイルームやリビング、キッチンのほか宿泊部屋を備え、難病の子どもとその家族が自宅のようにくつろいで過ごせる空間を提供。施設は企業や個人からの寄付金で運営。所在地は大阪市鶴見区浜1―707他。
CHPが、2012年にユニクロが世界中から子どもたちに夢や希望を与えるアイデアを募った「Clothes for Smiles」プロジェクトに応募。国内外から集まった700以上のアイデアの中から実行される8つのプロジェクトの一つに選ばれたことを受け、かねてCHPの活動を支援してきた日本財団と、ユニクロが共同で建設費と運営費を拠出することに合意した。昨年、大阪市が公募した鶴見緑地内の土地活用事業CHPの提案が採択され、このたび建設が決定したもの。総事業費5億4000万円のうち、ユニクロが2億2000万円、日本財団が3億2000万円を負担する。総工費は4億1000万円。
記者会見で笹川会長は「2020年までに全国30か所にこうした施設をつくりたい」、柳井会長兼社長は「このようなプロジェクトに参画できるのはすばらしい喜びである。社員をボランティアとして派遣することも検討しており、今後とも支援していきたい」とそれぞれ述べた。
また設計を担当した大成建設設計本部の片瀬順一設計室長は「いろんな、わくわく、安らぎ、出会いをめざし、医療施設ではない安らぎや生活感あふれる“家”のような建物にしたい」とコンセプトについて語った。
一日分の建産速報(PDF)及びデータ配信サービス(エクセル)を送付いたします。 ご希望の方は下記【簡易サンプル希望】をクリック後、件名に簡易サンプル希望と入力いただき、ご希望の商品名(建産速報・データ配信サービス)、お名前、メールアドレス、電話番号(任意)を記載のうえ送信をお願いします。 【簡易サンプル希望】 |