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総合ニュース
2015/03/03
近畿整備局、土木施工管理技士会と意見交換 現場の改善など要望
近畿地方整備局と土木施工管理技士会近畿地区ブロック連絡協議会は2月27日、大阪市中央区のKKRホテル大阪で意見交換会を開いた。技士会は現場の改善、担い手の育成について要望し、活発な意見交換が行われた。
冒頭、幹事の森本治滋賀県土木施工管理技士会会長が「地域に密着し、地域住民に安全・安心を実感してもらえるように、発注者とともに品質確保に一層努力し、建設業に対する社会からの信頼に繋げていかなければならないと考えている。将来にわたり、技術力向上のため、より一層の研鑽をかさね、良質な社会資本をしていくことが担い手の確保・育成に繋がっていく」とあいさつした。続いて、森昌文近畿地方整備局長は「さまざまな諸課題に対応していくために現場力、技術力をしっかりと持った若手技術者や企業がしっかりと支えていただくことが重要な果たすべき仕事であると考えている。明るい建設産業の未来を築いていけるようにしたい」と述べた。
意見交換では、現場の改善について、二封筒事後審査型による入札で開札までの期間の短縮を要望。整備局は一般土木Cで試行しているとして、「見積期間が短くなることがあるので、改善に向けて協議していきたい」と答えた。設計変更手続きの簡素化と迅速化について、整備局は設計変更についてガイドラインの見直しを考えているとして、「整備局でできることから早急に行っていきたい。ASPを有効に活用して、迅速に務めていきたい」と答えた。
事前調整・工期設定について、受注後に工事一部一時中止となる工事があることから工事発注前の第三者協議の実施を要望。整備局は、「発注時においてチェックシートで関連工事や関係機関との調整、用地確保等について内容をみて発注している」と説明した。契約工期が年度末に集中するため、柔軟な工期延長や事前協議などの防止対策を要望。整備局は、「できるだけ早く発注して平準化を図っていく。平準化を図ることによって、生産システムの効率化の寄与する」と考えを述べた。
担い手の育成について、土木施工管理技士の社会的地位の向上を要望。整備局は、「建設業の魅力を広報は重要であるとして、「現場見学会などのほかに「魅せる現場」など新たな取り組みをしている。産官学などみんなでしていくことが大切になる」と答えた。
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