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建産EYE
2015/03/05
若手社員の早期戦力化を あべのベルタ大規模修繕工事(後編)
長谷工リフォーム関西支店工事部
川上修平氏
前編に引き続き「あべのベルタ管理組合共用部分修繕工事」において、所員として現場監督を任されている関西支店工事部川上修平(28歳・入社6年目)にお話を伺った。
――建設業界に興味を持ったきっかけ、そして長谷工リフォームに入社された理由は。
▽高校生のとき、建設業界に関するドキュメンタリー番組を拝見し、みんなで協力して一つの建物を造る姿に感銘を受けて、憧れるがまま、大学では建築関係の学科に進学しました。そして長谷工リフォームを希望した理由は、先輩社員や人事担当の方も含め、とても親身に接して頂いたので、風通しが良い会社だと感じ、入社させて頂きました。
――入社する前の印象と入社後、その印象は変わりましたか。
▽修繕工事は、すでに建物が建設されている状態でそれを長持ちさせるために行う工事ですが、工事を施工するための技術や知識が必要というイメージの方が強かったです。実際入社して修繕工事に携わり、住民の方が生活をしている中での工事になりますので、技術面も大事ですが、まずは、住民の方の負担にならないようにはどうするか、そしてどう行動したら喜ばれるのかを第一に考えるようになりましたので、人間関係はとても大事だと思いました。
――入社後、どのような仕事に携わってきましたか。
▽当初は、現場配属予定として入社しましたが、新築と違い改修工事は住民の方とのやりとりがメインになってきますので、まずは、営業で工事の流れや管理組合様との話し方などを3年間学び、その経験を活かすため、現場に配属されました。現在では3年目となり、6か所の現場に携わってきました。
――今回の修繕工事の現場監督を担当すると知ったときの気持ちは。
▽あべのベルタは、阿倍野地区再開発事業の一環として開業、竣工当時は時代の先端を行く象徴的な建物として話題となった住居、商業店舗のほか、公共施設や企業の事務所等が入居している巨大複合ビルですし、私自身もこの現場のことは良く知っていました。人通りが多い土地で、どのように工事をするのかと不安もありましたが、それ以上に責任感を持って、事故無く、なおかつ住民の方に喜ばれる仕事をしたいという覚悟の方が強かったです。
――当現場での一日の流れは。
▽8時半に朝礼、9時過ぎから現場の巡回、10時半頃~12時までは事務作業12時50分~ミーティングを行い、13時頃から現場の巡回や検査を行い、作業終了は17時半頃となります。ただ、夜間でしかできない作業や管理組合との話し合い(理事会)を行う日もありますので、一日の流れは日によって変化が生じます。
――当現場の監督として気を付けていることは。
▽今回の現場に限ったことではありませんが、やはり事故が発生してしまうことが一番恐いです。普段の生活をされている中での作業になりますので、住民の方への配慮が必要になる他、あべのベルタは通行人の方も大勢います。住民の方はもちろん、住民以外の方への第三者災害も起こすわけには絶対にいけませんので、十分に気を付けて作業をしています。これまでに、大きな問題も起こっておりませんし、住民の皆さまとも良い関係を築けております。今後も事故が発生しないように全力を尽くしていきます。
――当現場でのやりがいは。
▽確かに人通りが多く大規模な工事ですので、大変な部分もありますが、その分、やりがいがある工事だと思います。あべのベルタでは、3棟の工事を順次進めており、解体し終わり、完成した部分の姿を見ると嬉しいです。住民の方にも「綺麗になった、ありがとう」と感謝されるときは、この仕事をやってきてよかったと改めて思います。
――完成に向けての意気込みは。
▽現在、1棟目は仕上がっており、2棟目もバルコニー部分が終了し、足場の解体を行っています。管理組合の皆様のご理解・ご協力、設計監理者である株式会社大阪建物リサーチ・センター様のご指導によって、事故やトラブルも無く作業が進められていますので、最後まで事故を起こさずに、そして竣工お引渡しのときに感謝されるように頑張っていきたいです。
――今後、この現場での経験はどう活かしますか。
▽商業施設と住宅棟の複合施設の修繕工事は私にとって大変貴重な経験です。
当現場は、人通りが多い場所ですので、安全対策や施工計画の面はとても勉強になりました。また、足場の荷揚げや荷卸し、水を使う作業も夜間にしかできないことがあります。夜間に行う作業は、役所に申請して、クレーン車やレッカー車を停車する許可を得ないといけません。大掛かりな夜間作業は初めての経験でしたので次に活かせるのではないかと思います。そしてなにより、現場所長が、新築などのさまざまな経験をされている方ですので、足場一つにしても工夫されており、学ぶことばかりです。これからの人生で多くの現場を経験すると思いますが、今回の経験はこれから先も自慢できると思います。
――将来、建設業界の入社を希望する皆さまに向けて一言お願いします。
▽建設業以外にも、いろんな業種がありますが、一つの建物に携われる仕事は、とても魅力ある仕事だと思います。建設業界では、大変な事もあると思いますが、恐れずに、この魅力ある世界で働いてもらいたいです。
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