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総合ニュース
2015/01/20
近畿整備局・大阪気象台、「南海トラフ巨大地震に備える」を開く 阪神・淡路大震災20年シンポジウム
近畿地方整備局と気象庁大阪管区気象台は17日、大阪市北区のグランフロント大阪北館コングレコンベンションセンターで阪神・淡路大震災20年シンポジウム「南海トラフ巨大地震に備える」を開催し、約400人が参加した。阪神・淡路大震災から20年を機に、大震災の経験と教訓を忘れることなく、懸念される南海トラフ巨大地震に備えるために開催した。
シンポジウムの冒頭、森昌文近畿地方整備局長は「20年前の阪神・淡路大震災では、多くのこと学び、その後、学んだことを実践してきた。シンポジウムを機に、巨大な災害から命を守っていくために皆さんと共に考え、迅速な対応をとっていきたい」とあいさつした。続いて、上垣内修大阪管区気象台長は「気象庁でも、観測技術や解析技術の改善に努めるとともに、皆さんに重要性を分かっていただけるように取り組んでいきたい。シンポジウムでの議論などを通じて、防災について考え直すひとつのきっかけにしてほしい」と述べた。
阪神・淡路大震災20年トークでは、20年前の大震災をきっかけに宝塚歌劇団から建設業へ転身した小西慶子さん(山口建設)と震災当時中学生で震災から復旧していくインフラ整備を見て建設業に進んだ柏原宏輔さん(大林組)が震災当時の体験談や建設業界に進んだきっかけなどを話した。
高橋智幸関西大学社会安全学部教授が「南海トラフ巨大地震に備える」をテーマに基調講演を行った。東日本大震災などの事例や問題点を提示し、防災について説明した。津波防災について、高い防災意識を維持することと同時にそれを助けてくれるハードの整備が必要になるとして「ソフトとハードが連携した津波に強いまちづくりをつくっていく」と考えを示した。
高橋教授がコーディネーターとして、森岡千穂松山大学人文学部社会学科准教授、森本正治三菱地所プロパティマネジメント大阪支店長(大阪駅周辺地区帰宅困難者対策協議会会長)、井下泰具大阪地下街理事兼施設部長(大阪市地下空間浸水対策協議会会長)、近藤誠司関西大学社会安全学部助教、小俣篤近畿地方整備局企画部長が「自助・共助で命を守るヒントを学ぶ」をテーマにパネルディスカッションを行った。
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