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総合ニュース
2021/10/28
近畿整備局、埋浚協が意見交換 週休二日の実現・適正な工期設定を要望
近畿地方整備局と日本埋立浚渫協会(清水琢三会長)は25日、神戸市のオリエンタルホテルで意見交換会を開いた。協会は▽週休二日の実施に向けた進捗状況と課題▽生産性の向上(i|Constructionの推進)▽担い手の確保・育成などにについて意見交換をした。
港湾工事における休日所得について協会の調査では、当初計画段階で4週8閉所以上の休日設定した工事は、前年度を2ポイント下回り、74%であった。整備局は、ターミナルオペレーターや漁業者などの関係者との調整が要因として、「関係者との調整に努めている。工事品質確保調整会議を活用して、週休二日の実現に向けて強く意識していきたい」と答えた。また、21年度は、休日確保評価型試行工事を7件実施する予定。適正な工期設定について、整備局では、局内に研究会を設置し、「そのなかで、適正な工期設定を考えていきたい」と答えた。
発注者工程提示について、「今年度は競争参加資格通知時に概略工程を開示している」と説明した。特記仕様書における条件明示は、10月1日以降の公告から、施工条件チェックリストを提供している。
荒天リスク積算型試行工事について、外洋に面した波浪の影響を受けやすい地域での常態的な適用を要望。整備局は「舞鶴港において試行工事を行う」と答えた。港湾工事におけるプレキャストコンクリート導入の促進を要望。舞鶴港と尼崎港の工事で取り組んでいる。「今後も必要に応じて活用していく」とした。
BIM/CIMの推進について、舞鶴港でBIM/CIMをした。今後、「堺泉北港や姫路港で新たな整備を行っていくので、BIM/CIMを導入していきたい」と答えた。