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総合ニュース
2014/12/05
西日本高速、14年度事業評価監視委員会 新名神など事業継続了承
西日本高速道路は3日、大阪市北区の同社で14年度事業評価監視委員会を開き、近畿自動車道名古屋神戸線(新名神高速道路)など3路線5事業の再評価と西九州自動車道(佐世保中央~佐世保大塔)など2路線の事後評価について審議した。新名神高速道路などの再評価について、原案通り事業継続と了承した。同社の対応方針案を作成、国土交通省に対応方針案を提出し、対応方針が決定する。また、東九州自動車道などの事後評価については、対応方針案の了承を受け、対応方針として公表する。
冒頭、石塚由成代表取締役社長は「審議する事業は、早期のネットワーク整備が望まれる新名神高速道路、四国横断道、東九州道の事業再評価と開通後5年が経過した山陰道、西九州道の事後評価になる。委員会のご意見に基づいて対応方針を決定することになる」とあいさつした。
再評価の対象路線は、近畿自動車道名古屋神戸線(大津JCT~城陽)、(城陽~高槻第一JCT)、(高槻第一JCT~神戸JCT)、四国横断自動車道阿南四万十線(徳島東~徳島JCT)、東九州自動車道(椎田南~宇佐)。事後評価の対象路線は、西九州自動車道(佐世保中央~佐世保大塔)、山陰自動車道(宍道JCT~出雲)。
新名神高速道路は、名神高速道路とのダブルネットワーク化によるリダンダンシー機能の強化と周辺ネットワークの渋滞緩和が期待されている。さらに、国土軸の一部として、三大都市圏の連携強化や広域高速道路ネットワークが形成される。対応方針(原案)では、事業継続として関係機関の協力を得ながら、早期開通を目指し、事業の進捗を図っていくとした。
高槻第一JCT~神戸JCT(高槻市原~神戸市北区八多町)は延長40・5㌔の暫定4車線(完成6車線)。事業費7117億円。11月末時点で用地取得率の進捗率は約99%、工事着手率は100%。16年度の供用を努力目標としている。
城陽~高槻第一JCT(城陽市寺田金尾~高槻市原)は延長14・2㌔の暫定4車線(完成6車線)。事業費5263億円。高槻第一JCT~八幡(延長10・7㌔)は12年4月に事業許可を受けた。城陽~八幡(延長3・5㌔)は11月末時点で用地取得率の進捗率は約100%、工事着手率は100%。高槻第一JCT~八幡は11月末時点で用地取得率の進捗率は約2%。城陽~八幡は16年度の供用、高槻第一JCT~八幡は23年度の供用を目指している。
大津JCT~城陽(大津市上田牧町~城陽市寺田金尾)は延長25・1㌔の暫定4車線(完成6車線)。事業費3341億円。11月末時点で幅杭打設の進捗率は約31%、用地取得率の進捗率は約1%。23年度の供用を目指している。