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総合ニュース
2014/12/03
大阪建設懇、中河内・南河内支援学校増築で現場見学 堺高生39名が参加
大阪府、大阪建設業協会、大阪府建団連、大阪電業協会、大阪空気調和衛生工業協会、大阪府中小建設業協会などで構成する大阪府建設業懇話会は28日、堺市立堺高校の生徒を対象に羽曳野市の府立中河内・南河内地域支援学校(仮称)増築工事で現場見学会を開催、同校のインテリア創造科2年生ら39名と教員が参加した。
同工事の規模は敷地面積3万1315・09㎡、建築面積7707・37㎡、増築校舎RC造2階建、既存校舎改修が校舎棟RC造4階建、体育館棟RC造一部S造地上2階建、プール棟RC造地上1階建で計延1万8518・02㎡。工期は13年12月17日~15年2月20日。設計は浦辺設計・新日本設備計画設計JV、監理は中尾建築事務所、施工をNIPPOが担当。建設地は羽曳野市西浦2。現在、躯体工事を終了、仕上工事が最盛期を迎えている。全体の進捗率は55%。
冒頭、挨拶に立った同懇話会委員長の山下久佳大阪府住宅まちづくり部技監が「今日は様々な職種の工事や建設工事の過程を見ていただける貴重な機会。将来の参考となるようしっかり見学し、ぜひ建設業に入ってほしい」と述べた。
冨本敏夫所長から工事概要について説明があったあと、室内の壁や天井を軽量鉄骨下地にて施工している増築校舎棟、躯体壁や内装材を撤去して新たに壁を作っている既存体育館棟、既存校舎の鉄骨ブレースによる耐震改修の様子などを見て回った=写真。
また入社5年目の阪本圭規さんから「ものづくりが好きで、形に残る仕事に魅力を感じ建設業を選んだ。多くの人と触れ合えるのも魅力。将来の夢はランドマークとなる建物をつくること」など、建築の仕事の魅力や職場体験談も披露され、生徒たちは熱心に耳を傾けていた。
生徒たちからは「作業中に注意していることは」「給料はどれぐらいか」「仕事で苦労することは」など次々と質問が投げかけられ、阪本さんは「健康管理に一番気を遣っている」などと答えていた。