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総合ニュース
2014/11/28
兵建協、建設系学校長と意見交換 人材確保推進連絡協議会を開催
兵庫県建設業協会(川嶋実会長)は26日、神戸市西区の兵庫建設会館で「兵庫県建設産業人材確保推進連絡協議会」を開催した。
同協議会は、就業体験事業実施建設系高等学校長等と、その受入主要企業の代表者に出席してもらい、人材確保・育成及び就業体験事業の現状等について意見交換を行った。
冒頭・川嶋実会長=写真=は、「当協会は、全国に先駆けてインターンシップ事業に取組んでおり、これまでの実績を踏まえ学校関係者と受け入れ企業の情報交換は大変重要」と延べ、続いて「本日は忌憚のない意見をいただき、インターンシップ事業の前進に役立てたい」と挨拶。
この後、石田恭一専務理事により26年度就業体験事業実施状況や建設産業の現状と最近の取組みについて、また担い手確保・育成コンソーシアムの設置について説明した。
次いで各学校関係者による「就業体験事業の取組について」の報告では「建設業に関心があって入学する生徒が減少しており、小中学校の段階で魅力を伝える必要がある」、また「現場の厳しさや求人の条件を伝えると不安に感じる生徒がいることから、実習や現場体験を通して入職者を増やしたい」などと現状を伝えた。
「建設産業の人材確保・育成について」各企業・団体関係者は「子どもの可能性を引き出し、業界に入って頂けるよう、我々も話しかける必要がある」また「生徒や保護者の方に、建設業の必要性や素晴らしさをぜひ伝えて欲しい」などの現状を報告した。
また、意見交換では「インターンシップが、本当に仕事につながるのか」の質問に対して「さらにレベルアップを図る姿勢で取り組む。また現実的に出来る環境や支援をしていく」とした。そのほか「我々教員が生徒に与える影響は非常に大きい。もし現場担当者レベルの生の声を聞かして頂けたら、生徒や保護者の耳に直接訴える教育が出来る」の問いに「要望して頂けたら、喜んで我々の持てるノウハウを使い、建設産業の魅力を伝える」などと述べた。