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総合ニュース
2020/12/17
近畿整備局、テックフォース活動報告 九州地方で広域支援
近畿地方整備局は15日、大阪市の大阪合同庁舎1号館でTEC―FORCE(緊急災害対策派遣隊)活動報告会を開いた。7月豪雨、台風第10号の災害に対応して九州地方で行ったTEC―FORCEの支援活動の報告を行った。
冒頭、溝口宏樹局長は「被災地域の皆さんは期待されている。現地で活動された隊員の方々から生の声を聞かせていただき、今後のTEC―FORCE活動の体制に生かせていきたい」とあいさつした。
7月豪雨は、7月3日~8日にかけて、梅雨前線の影響で広い範囲で降雨があり、九州では4日~7日に記録的な大雨となった。7月4日から先遣隊を派遣し、九州地方整備局と派遣先調整やTEC―FORCE班との連絡調整等を行った。先遣調査班が被害調査の前さばきを行ったことで、被害状況調査班の活動がスムーズに行うことができた。球磨川が破堤し、熊本県人吉市等の広い範囲に浸水被害が発生した。災害対策用機械(排水ポンプ車、照明車)を配置し、人吉浄水苑復旧のための排水作業や機能停止した人吉市内各ポンプ場の排水支援を行った。
河川班は津奈木町役場を拠点とし、津奈木町内の町管理河川(24河川)を調査、残りの班は、芦北町役場を拠点に、芦北町内の町管理河川を調査した。道路班は国道219号や芦北町での被災状況調査を行った。有明海において、海洋環境整備船(3隻)と民間協力により、漂流物の回収作業を実施した。