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総合ニュース
2014/11/17
竹中工務店(仮称)吹田市立スタジアム、スリム柱取付け完了
竹中工務店は13日、ガンバ大阪の本拠地となる「(仮称)吹田市立スタジアム」において主要構造部材の受注実績では初となる圧縮強度200ニュートン毎平方㍉㍍の超高性能コンクリートを用いたスリム柱の取付けを完了した。
圧縮強度200ニュートン毎平方㍉㍍の超高性能コンクリートは、コンクリートの中にスチームファイバーとポリプロピレンを混入させた物で、耐火性能(日本建築総合試験所から耐火性能に関する建築技術認証を取得)や、一般のコンクリートに比べ、構造部材としての強度と粘りを確保している。また、本スタジアムでは観客席の3階コンコースの一部に斜め柱として10本採用しているが、通常コンクリートに比べ、1本あたり2450㌧支える力があり、さらに、断面積を約4分の1にスリム化(外形36㌢角、構造断面35㌢角)していることで、多くの観客が通行するコンコースの圧迫感を軽減し、意匠性の向上にも寄与している。
(仮称)吹田市立スタジアムの建設地は、大阪府吹田市千里万博公園23番1他2筆の球技場と駐車場として利用されていた敷地9万0065・33平方㍍。規模はRC造(在来+PC)・S造6階建延6万6355平方㍍(建築面積2万4712平方㍍)。建物高さ40・33㍍。収容人数は4万人。コンストラクションマネジメントは安井建築設計事務所、設計・施工は竹中工務店が担当。15年9月30日の竣工予定。