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総合ニュース
2020/11/16
西日本高速関西支社・西日本高速エンジ関西、合同応急復旧訓練を開催 高速道路の早期交通確保に向けて
西日本高速道路関西支社と西日本高速道路エンジニアリング関西は12日、神戸市内で高速道路における合同応急復旧訓練を開催した。訓練には西日本高速道路、西日本高速道路関西支社、西日本高速道路エンジニアリング関西、西日本高速道路ファシリティーズなどグループ会社から約550人が参加した。
訓練の開催にあたり、西日本高速道路エンジニアリング関西の橋本啓史施設事業本部副本部長は「近年、災害の激甚化しているなかで、重要な社会インフラである高速道路が被災した際は、高速道路の業務に従事する者が共同して速やかに応急復旧させ、緊急輸送路として、交通・物流を確保し、被災者への支援物資・輸送など地域経済に貢献する使命がある。自身や仲間の安全を確保しつつ、迅速にあたり、日頃、培った技能や経験を発揮されることを希望する」とあいさつした。続いて、西日本高速道路関西支社の佐野仁紀副支社長は「訓練は災害時における高速道路の早期復旧のために必要不可欠である。これからも、自然災害など環境に応じた訓練に期待するとともに、訓練に熱心に取り組む皆さんに感謝する」と述べた。
訓練は和歌山県南方沖で大地震が発生したことを想定して行われた。本部は防災拠点を経由し各現場の情報を収集、復旧に向けて指示を行った。本線上で段差を発見し、通行可能とするためのEトレールの設置、トンネル照明灯の撤去・取り付け、倒壊した道路照明ポールを切断し、クレーン車を使用した撤去、消火栓配管漏水補修、簡易CCTV設営、仮設給電・配線敷設などの訓練を行った。また、災害等現場事務所設営、防災資材設営、炊き出し訓練も実施した。