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総合ニュース
2020/10/29
阪神高速道路、吉田社長が会見 11月に環状線リニューアル工事を実施
阪神高速道路の吉田光市代表取締役社長は27日に記者会見を開いた。ネットワーク整備などの取り組み状況の説明やデジタル技術戦略室を設置し、デジタル技術の活用を推進することを発表した。また、11月10~20日に1号環状線リニューアル工事を実施する。
ネットワーク整備では、淀川左岸線、淀川左岸線延伸部、大阪湾岸道路西伸部を進めている。大阪湾岸道路西伸部は、有識者委員会において海上長大橋の橋梁形式を斜張橋に選定し、各橋梁の基本構造の詳細検討等を行っている。また、駒栄地区では開削トンネル工事を進めている。
淀川左岸線は、海老江地区の開削トンネル工事で地中障害物撤去工等を実施している。また、事業全体として本体工事着手に向け河川堤防工事等を行っている。淀川左岸線延伸部は、2月にトンネル構造等に関する技術的な検討を行う有識者委員会において大深度地下を特定し、設計の検討を行っている。吉田社長は「大深度地下を利用した道路は、2例目となり、技術的にもチャレンジとなる事業であるが、関係者の総力をあげて取り組んでいきたい」と述べた。
11月10~27日にかけて終日通行止めによるリニューアル工事を1号環状線(梅田~夕陽丘)、12号守口線の南森町・扇町付近で実施する。特殊繊維を混合した高強度のコンクリートで軽量化のUFC床版を採用する。UFC床版を設置するための専用機械を開発し、短期間での施工か可能となる。
7月に技術部にデジタル技術戦略室を設置し、デジタル技術の活用によりデータ利活用を推進し、新たな働き方に繋がる業務生産性向上や省力化を実現するとともに、品質向上と先進の道路サービスに資する「新たな価値の創造」を目指す。