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総合ニュース
2020/09/18
近畿整備局六甲砂防事務所、体験学習会開く ライト工業が遠隔臨場システムを導入
近畿地方整備局六甲砂防事務所は16日、事務所管内の斜面対策工事でライト工業が導入しているウェアラブルカメラ等による「建設現場における遠隔臨場システムの体験学習会」を神戸市灘区の同事務所開き、工事関係者など約50人が参加した。
遠隔臨場は、ウェアラブルカメラ(ヘルメットや体に装着可能なデジタルカメラ)等による映像と音声の双方向通信を使用して、段階確認や材料確認、立ち会いなどが行うことができる。遠隔臨場を導入することにより、建設現場における働き方改革の一環として、段階確認に伴う手持ち時間の削減や確認書類の簡素化、現場臨場削減による時間の有効活用を目指している。さらに新型コロナウィルス対策としての効果も期待される。
ライト工業では、NETISに登録されているICT機器から仕様と機能などから「V―CUBEコラボレーション」を選定した。ハンズフリーでウェアラブルカメラの映像が共有でき音声指示が可能となる。音声指示でカメラのズームレベルの拡大と縮小ができる。発注者側のパソコン画面に表示される図面や写真等の資料が双方で共有し、表示される画面に書き込むことができ、静止画と動画の撮影と記録ができる。
ライト工業は、V―CUBEコラボレーションを同事務所管内の「本山北地区斜面対策(その4)工事」、「渦森台地区3工区斜面対策工事」など7現場で導入している。
講習会では、六甲砂防事務所の光永健男所長は「遠隔臨場は、現場における立ち会いにかかる時間の削減などの効率化がある。i―Constructionが進むと、現場をめぐる環境が変わってくると思われ、可能なことから、現場の効率化に向けて取り組んでほしい」とあいさつした。ライト工業西日本支社安全品質環境部の西村貴行部長が「V―CUBEコラボレーション」の活用などについて説明した。体験学習では、発注者役と受注者役に分かれて、材料確認を行い、遠隔臨場を体験した。