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総合ニュース
2014/11/05
大林組、大林組歴史館(ルポンドシエルビル)で特別展示 大阪瓦斯ビル建設記録映像など
大林組は1日と2日の2日間、大阪のまちをひとつのミュージアムとして建築物等の魅力を発信するイベント「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2014」として、ルポンドシエルビル(大林組旧本店ビル)の3階にある大林組歴史館で、BIMの事例紹介や大阪瓦斯ビルディングの建設記録の上映などの特別展示を行った。
大阪市では、優れた建築物などの魅力を発信する「生きた建築ミュージアム事業」を取り組んでいる。大阪のまちをひとつのミュージアムと捉え、「生きた建築」の中から、都市の魅力等を発信に資する建物等を大阪セレクションとして、13年にルポンドシエルビル(大林組旧本店ビル)が選定された。
イベントに合わせてiPadでBIMの操作・体験やBIMを活用したプロジェクトの紹介、大阪瓦斯ビルディングや大阪大林ビルの建設記録などを映像の公開などの特別展示を行った。
ルポンドシエルビル(大阪市中央区北浜東6―9)は、26年に竣工し、73年に大阪大林ビルが完成するまでの約47年間、本店事務所として使用された。規模は本館RC造・増築S造地下1階地上6階建延べ5898平方㍍。外壁は、スパニッシュスタイルで茶色のスクラッチタイル、テラコッタのレリーフ装飾、竜山石が使用している。07年に耐震補強から設備まで全館の抜本的な工事を行った。既存の窓の内側に耐震壁を設けるなど、意匠性と機能性に配慮している。地下1階から2階のルポンドシエルの内装設計は大林組のグループ会社であるアトリエG&Bが担当した。
大林組歴史観は、創業110年を機に01年に開設した。施工実績等を時系列で紹介したパネルやダイビル本館の壁面テラコッタタイル、東京スカイツリーの建設中の写真や100分の1サイズ模型などを常設展示しているほか、建設記録DVDの視聴が可能になっている。開館時間は9時~5時。休館日は土曜、日曜、祝日、会社指定日。入場料は無料。