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総合ニュース
2014/10/24
阪高、建設中の大和川線トンネル見学 地元小学生110人参加
阪神高速道路は22日、堺市で整備が進んでいる「大和川線シールドトンネル工事」と「遠里小野第2工区開削トンネル工事」の現場で「大和川線トンネルがっこう」を開いた。堺市立東浅香山小学校5年生110人を招いて、建設中のトンネル内を見学した。
阪神高速道路では、社会資本整備や土木技術について理解を深めてもらうため、11年度から沿線の小学校を対象に「大和川線トンネルがっこう」とした現場見学会を実施し、今年で4回目を迎える。
見学会は3班に分かれて、トンネル内を現場教室として、生徒に大和川線の構造やシールドマシン、開削工事の建設工程など、コンクリート壁に映像を写しだして説明した。また、測量機器を使っての測量体験などを行ったほか、開削トンネルの構造について、模型を使った実習を体験した。
阪神高速道路建設事業本部堺建設部の塚本学大和川線建設事務所長は「建設中のトンネルの見学は貴重な経験をしていただいたと思う。完成して実際にトンネル内を通った時には思い出してほしい。本日を機会に、将来の仕事に興味を持っていただくことを期待している」と述べた。
阪神高速大和川線は、阪神高速4号湾岸線と阪神高速14号松原線を接続する延長9・7㌔の自動車専用道路。7割が地下トンネル(4割がシールド、3割が開削)となっている。工事進捗率は約71%。16年度末の供用を目指している。