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総合ニュース
2020/04/15
近畿整備局、近畿道路メンテナンスセンター設置 道路メンテナンスの高度化を推進
近畿地方整備局は、「近畿道路メンテナンスセンター」を浪速国道事務所敷地内に設置した。直轄国道における橋梁・トンネル等の健全性の点検・診断等を担当するほか、蓄積されたメンテナンスデータの管理・分析による劣化予測や修繕計画の最適化、新技術の活用などアセットマネジメントによる道路メンテナンスの高度化を推進する。
センターは、直轄施設関係では、橋梁・トンネル・舗装(自専道)の点検と診断、メンテナンス年報作成、データ管理・分析、修繕φアック、補修に関する技術的支援、不具合発生時の技術的支援(橋梁ドクター、防災ドクター)などを行う。また、道路メンテナンスに係る地方公共団体支援として、施設の健全性の直轄診断・修繕の代行、高度な技術を要する道路構造物保全に関する技術相談への対応、地方公共団体の職員等を対象とした研修等の技術支援を行う。
13日には細井正也センター長が看板設置を行った。近畿道路メンテナンスセンターの開設にあたり、細井センター長は「健全性診断Ⅲ判定となった橋梁、トンネル等の重要な構造物に対して、センターで近畿地方整備局管内すべてを一括して、点検から修繕計画を行うことで、確実に次回点検(5年以内)までに修繕を完了させる。メンテナンスサイクルを確実に実施していくことで、「予防保全型の補修」にシフトしていくようにしたい。自治体に対して、従来、各事務所で行っていた現地実習や講習会をセンターが行うことで、職員のレベルアップが図られ、橋梁等を管理するための技術を持った職員が増え、自らが日常的に橋梁に対する一定の健全度等の判断ができるようになることを期待する」と述べた。