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総合ニュース
2014/10/23
関電不動産、OSAKA高層邸宅PJが着工 関西初の長期優良・低炭素住宅認定をW取得へ
関電不動産は、次世代型スマート住宅の新「e―lism(イー・リズム)」を本格導入した「(仮称)OSAKA高層邸宅プロジェクト」の建設工事を行っている。9月に着工し、16年9月下旬の竣工を目指す。設計は浅井謙建築研究所、施工は大林組が担当。関電不動産、野村不動産、大林組、浅井謙建築研究所、パナソニック、ケイ・オプティコムの6社コラボレーションで、関西初となる長期優良住宅と低炭素住宅のダブル認定取得に向けて手続き中である。
新「イー・リズム」は、同社独自の低炭素社会実現に向けた取り組みとして、快適・おトク・安心の考えである「イー・リズム」から、「無理のない省エネを、楽しく、おトクに」をコンセプトに先進の設備に加え、サービスなどのハード・ソフト両面を深化させたもので、現在、大阪市北区西天満で建設中の「エルグレース南森町」に初めて導入した。OSAKA高層邸宅プロジェクトは、分譲マンションのエルグレースシリーズのフラッグシップマンションと位置づけている。
快適性とエコの両立・安心、低炭素社会や良質で長持ちする住宅(100年住宅)を目指し、長期優良住宅と低炭素住宅のダブル認定取得に向けて手続き中で、これまで、それぞれ取得している分譲マンションはあるが、OSAKA高層邸宅プロジェクトがダブル認定取得となれば関西初となる。長期優良住宅認定には、震度6~7程度の地震への耐震性が求められることから、大林組の免震構造等の技術力を取り入れてコスト削減を実現した。
タワーマンションでは関西初となるPM2・5対応の高性能エアコンを標準装備するほか、全回路見える化・エコナビシステム(HEMS等)、大阪府初となる共用部には太陽光発電・蓄電池を導入し年間最大約18万円の水道光熱費削減など「イー・リズム」の中でも最大の省エネ性を実現する。
デマンドレスポンスの仕組みを活用した暮らしの省エネ応援サービスを行う。関電不動産、関電グループ7社(アーバンサービス、クリアパス、ケイ・オプティコム、クラッシーファミリーコンシェルジュ関西、関電SOS、かんでんCSフォーラム、関電アメニックス)、パナソニック、グランフロント大阪の10社と連携してピークタイムの省エネ量によって居住者がサービスに利用できる省エネキャンペーン(2年間)の「エコ得チャレンジ」を実施する。省エネ(削減量)に応じてポイントを還元し、ポイントをグランフロント大阪などで使用できる。
さらに、ライフスタイルに応じて間取りをカスタマイズ(有償)できるオーダーメイドシステムも導入する。
建設地は大阪市北区同心1―51の1684・44平方㍍。規模はRC一部S造25階建延1万6973・92平方㍍(建築面積848・33平方㍍)。総戸数143戸(2LDK~4LDK)。高さ83・95㍍。駐車台数73台、駐輪台数286台。11月からモデルルームがオープンする。
新「イー・リズム」は、エルグレース南森町、OSAKA高層部邸宅プロジェクトに続き、計画している西宮市のマンションで展開していく。
穴見知香開発室・計画グループ商品企画・広報担当係長は、「これからの分譲マンションは販売して終わりではなく、永く良い状態で住み続けられる住まいづくりが求められる。住宅の価値を高め、低炭素社会に貢献できる商品を提供していきたい。」と話す。