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総合ニュース
2020/02/28
近畿整備局、PC建協関西支部が意見交換 技術提案のオーバースペックへの対応
近畿地方整備局とプレストレスト・コンクリート建設業協会関西支部は26日、大阪市中央区の大阪キャッスルホテルで意見交換会を開いた。協会は▽年度発注量の安定的確保▽週休2日制の取り組み状況への課題▽施工管理業務の効率化▽技術提案のオーバースペックへの対応▽今後の保全事業▽積算―について要望し、活発な意見交換が行われた。
冒頭、橋本雅道近畿地方整備局企画部長は「着実な予算執行をしていくためにも、意見交換は重要になる。双方がウインウインの関係を築けるようにしたい」とあいさつした。続いて、森島修支部長は「支部活動の一環として安全パトロールと環境パトロールを継続していきたい。6項目の提案を用意したので、本日はお願いする」と述べた。
意見交換会では、年度工事量の安定的について、将来の見通しが持てるような事業推進を要望。整備局は大阪湾岸道路西伸部や淀川左岸線延伸部、大和北道路などの事業を進めているとして「引き続き、事業の推進に努めていきたい」と答えた。
週休2日制の取り組みとして、適正な工期設定を要望。整備局は、今年7月から工事工程の受発注者間の情報共有を記載した。第1回打ち合わせ時に工期設定支援システムで作成した工事工程を受注者へ提示しているとして「システムを通じて円滑な工程の進捗を図りたい。受発注者間でのコミュニケーションが重要になる」と答えた。
技術提案のオーバースペックへの対応について、1提案1技術の厳格化の取り組みを進めている。注意事項には技術の効果確認を目的として、他の技術を組み合わせる場合は提案に含めても良いと記載していることから、過大な提案の抑制が図られるよう検討を要望。整備局は「提案する文字数を制限しながら、できるだけコンパクトな提案を求めている。相互理解のもとで、より良い技術提案となっていきたい」と答えた。