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総合ニュース
2020/02/21
近畿整備局、日建連関西支部 総合評価落札方式における段階的選抜で意見交換
近畿地方整備局と日本建設業連合会関西支部は20日、大阪市中央区のドーンセンターで意見交換会を開いた。総合評価落札方式における段階的選抜方式や1提案1技術、技術提案・交渉方式などについて、活発な意見交換が行われた。
冒頭、橋本雅道近畿地方整備局企画部長は「来年度に向けて、円滑な業務執行をしていきたい。着実な業務執行していくためにも、受発注者がウインウインの関係を築けるようにしたい」とあいさつした。続いて、松崎公一支部長は「働き方改革と生産性の向上を大きな目標に掲げて進めている。将来の担い手確保のためにも次年度の総合評価落札方式の運用について有意義な意見交換をしたい」と述べた。
近畿地方整備局では、20年度から総合評価方式の技術提案評価型における段階選抜方式を改善する方針。段階選抜の一次審査において一次提案で技術提案の指定テーマ2(20点)と施工能力等のWLB(ワーク・ライフ・バランス)関連認定制度の認定の有無(1点)で評価を行い、上位6者と非選抜回数に応じて評価し、上位2者を選抜する復活枠を設ける。上位6者と復活枠の上位2者の8者程度を選抜する。
改善する技術提案評価型における段階選抜方式について、日建連は手続き期間について質問を寄せた。整備局は、「手続きは現行と同程度(150日弱)と考えている。また、1つのテーマで一次審査を行う方針」と答えた。
1提案1技術の厳格化について、1提案の中に複数の技術を提案した場合は、その提案を評価しないとしているが、注意事項には技術の効果確認を目的として、他の技術を組み合わせる場合は提案に含めても良いと記載していることから、1提案1技術の明確化を求めた。