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総合ニュース
2020/02/18
神戸西バイパスが起工、合併施行方式で整備 第二神明道路とWネットワークを形成へ
近畿地方整備局と西日本高速道路関西支社、兵庫県、神戸市、明石市は16日、神戸市西区の神戸市立平野小学校体育館で一般国道2号神戸西バイパスの起工式を行った。18年3月に永井谷JCT~石ヶ谷JCT(仮称)において、公共事業と有料道路事業との合併施行方式が導入され、有料道路事業導入後、初めての工事着手となる。
神戸西バイパスは、神戸市垂水区名谷町~明石市大久保町までを結ぶ延長12・5㌔の道路。交通混雑が著しい神戸市西部地域において、物流の効率化支援、交通安全の確保、通行規制の代替路の確保等を目的に第二神明道路のバイパスとして計画された。98年4月に全線12・5㌔のうち垂水JCT~永井谷JCTまでの専用部約5・6㌔が開通した。さらなる事業進捗のため、18年3月に永井谷JCT~石ヶ谷JCTに公共事業と有料道路事業との合併施行方式が導入された。今回、永井谷JCT~石ヶ谷JCTまでの6・9㌔で工事着手となる。
起工式には来賓や関係者など245人が出席した。赤羽一嘉国土交通大臣のメッセージを井上智夫近畿地方整備局長が「合併施行方式の導入が決定され、これにより、事業のさらなるスピードアップが図られることとなる。神戸西バイパスの全線開通により、抜本的な渋滞解消や地域全体が活性化、地域の方々が安全・安心に暮らすことに繋がることに期待している」と代読した。また、西日本高速道路の酒井和広代表取締役社長は「本日、起工式を行うことができるのも、兵庫県をはじめ、沿線自治体、地元の皆さんのご支援のおかげで感謝する。整備により、第二神明道路とダブルネットワークを形成し、交通渋滞の緩和や交通事故の減少などが期待される。国土交通省と連携し、工事の安全を最優先に1日も早い完成を目指していく」と語った。
この後、関係者が工事の安全と早期の供用を祈念して鍬入れを行った。