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総合ニュース
2014/10/21
震災時の補修・補強事例など 橋建協14年度橋梁技術発表会
日本橋梁建設協会(藤井久司会長)は17日、大阪市中央区のドーンセンターで14年度橋梁技術発表会及び講演会「―100年橋梁を達成する技術―」を開催し、関係者など約400人が出席した。
冒頭、下保修副会長・専務理事=写真=は、「これまで重点的に行ってこなかった保全事業ですが、専門的な技術を擁する各社が、力を発揮できる仕事を発注していただくよう取組み、全国的に広がってきている。一方、海外の仕事は非常にリスクなどが高いこともあり、20日に交通インフラ関係支援機構が設立する。これにより現地にSPCを立ち上げ、案件を発注し日本企業が落札することで、安心して海外に進出することが出来る。当協会も同機構に出資し新たな一歩を踏出す」と挨拶。
この後、橋建協による「鋼橋の魅力、工事費実績とさびサンプルの紹介」を報告し、第1部技術発表会では、加藤千明(製作小委員会・制作部会)による「製作技術の変遷と今後の展望」、久保圭吾(床版床版小委員会・床版技術部会)による「鋼コンクリート合成床版の凍害に関する実験的研究」、福島道人(保全委員会・保全第一部会)による「震災時における補修・補強事例―応急対応から本復旧まで―」を発表した。また、第2部では、古田均教授(関西大学総合情報学部)による「橋梁の維持管理―現状・課題・将来展望―」をテーマに特別講演を行った。