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総合ニュース
2019/12/27
リニア中央新幹線建設促進大会開く 早期の工事着工と全線開業の実現に向け決議
リニア中央新幹線の名古屋・大阪間の早期全線開業の実現を目指し、19年度三重・奈良・大阪リニア中央新幹線建設促進大会を奈良市の奈良ロイヤルホテルで25日に開催された。「リニア中央新幹線の全線開業による経済効果を最大限発揮させるため、名古屋・大阪間の工事を速やかに着工するとともに、一日も早い全線開業を実現する」ことなどの決議を採択した。
リニア中央新幹線建設促進奈良県期成同盟会、リニア中央新幹線建設促進三重県期成同盟会、リニア中央新幹線早期全線開業実現協議会、リニア中央新幹線建設促進三重県・奈良県経済団体連合協議会の共催で開催され、大阪府・三重県・奈良県の自治体と経済団体、JR東海、国会議員などの関係者を含む約380人が出席した。
大会の冒頭、荒井正吾奈良県知事は「沿線自治体の協力体制は整っているので、全面的に協力して、工事をスムーズに進めていけるようにしたい」とあいさつした。続いて、吉村洋文大阪府知事は「東京と大阪の二極を繋げて、国を強くするために必要である。一日も早い全線開業に向けて、地元自治体は協力していく」と述べた。鈴木英敬三重県知事は「ワンチームとなって、地元自治体はしっかりと皆さんとがんばっていきたい」と呼びかけた。
三重県、奈良県、大阪府の自治体と経済団体が一丸となって取り組みを進めるとともに、国との連携を図り、JR東海に協力していくため名古屋・大阪間の早期の工事着工、全線開業の実現、「三重・奈良・大阪ルート」を前提としたルートと駅位置の確定、環境影響評価の手続きの速やかな着手などの決議を満場一致で採択した。