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総合ニュース
2019/12/06
西日本高速道路、地震を想定した防災訓練実施 早期緊急交通路ルート確保へ
西日本高速道路は3日、大阪市北区の本社で地震を想定した防災訓練を実施した。訓練は午後12時30分頃に地震が発生、京都府南西部で震度7、大阪府北部~兵庫県にかけて震度6強~6弱を想定して行われた。
訓練にあたり、北村弘和常務取締役保全サービス事業本部長は「本日の訓練ではどうしたらうまくいくのかを考えて行動してもらいたい。昨年も今年も雨、雪など、実際に多くの災害に対応をしており、同じメンバーであれば問題なく対応できるが、毎年異動で人が代わる。日頃の訓練でいかに習得するかが重要であるという心構えで訓練に臨んでもらいたい」と呼びかけた。
地震により、橋梁ジョイント部に段差発生などにより通行不可能箇所が有り、地震発生直後から名神高速道路、中国道など関西地区の大部分の通行止めが発生したことを想定。被害状況把握訓練や早期緊急交通路ルート確保を行い、点検完了箇所から順次通行止め解除を行った。
酒井和広代表取締役社長は「我々の最大のミッションは何か。東西交通あるいは南北交通が遮断された場合に物流を確保することである。また、ネットワーク化されている阪神高速との連携も必要であり、交通解放のタイミングや範囲決定などのシミュレーションにも取り組んでいく必要がある。今回の訓練の成果あるいは反省点も踏まえて、来るべき災害に備えて準備してもらいたい」と述べた。