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総合ニュース
2019/10/29
橋建協、鋼橋専門学校を開校 明石高専生が橋梁業務を体験
日 本橋梁建設協会は26日、兵庫県明石市の明石工業高等専門学校で「明石鋼橋専門学校(明石鋼専)」一日限定で開校した。都市工学科の生徒21人が参加し、橋の保全業務に関する実習や現場のVR体験等を行い、橋や建設業界の魅力を学んだ。
明石鋼専は、日本橋梁建設協会のほか日本鋼構造物循環ブラスト技術協会、ツタワルドボクの共催で行われた。はじめに、一日校長の本間順日本橋梁建設協会保全委員会幹事長が「鋼橋の魅力と私の技術者人生~未来を引き継ぎ後輩へ~」をテーマに校長講話を行い、これまでの経験談を交えながら、鋼橋の魅力を伝えた。
続いて、学生は3つにグループに分かれ、鋼専実習として「錆を除去せよ」「疲労亀裂を発見せよ」「補強部材を取り付けよ」の3つのミッションを順番に体験した。
腐食鋼板をブラストして錆を除去し、表面状態を各自で検査した。非破壊検査技術を用いて、鋼板溶接部や鉄筋の疲労亀裂の発生箇所を調べてスケッチした。トルクレンチで所定のトルクを導入する感覚を確認し、締め付け工具で高力ボルトを締め付けて所定のトルクとの誤差を競った。また、VRで橋梁内や架設工事現場体験を行った。最後に、体験した感想を学生が話し合った。