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総合ニュース
2019/10/10
日建連関西支部、万博開催地の夢洲2区土地造成工事を見学
日本建設業連合会関西支部海洋工事技術委員会は8日、海洋工事現場見学会を開いた。会員ら40人が参加し、大阪市此花区で整備を進めている夢洲2区土地造成工事(第1工区~第3工区)を見学した。2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の開催に向け、開催予定地である夢洲2区において土地造成工事(3工区合計約30㌶)を行っている。
夢洲地区は全体約390㌶。建設発生土砂等の受入が完了した先行開発地区約140㌶が竣工し、国際コンテナ戦略港湾として活用している。隣接する2区の30㌶が2025年大阪・関西万博の開催地となる。
夢洲2区土地造成工事は第1工区、第2工区、第3工区の3工区合計約30㌶で軟弱埋立地盤(浚渫粘土)の圧密促進用の地盤改良工事を進めている。施工は五洋建設・南海辰村建設JV。3工区の工事概要は表層混合処理工約63万立方㍍、プラスチックボードドレーン(PBD)約17万8000本、土工(敷砂、盛砂、盛土工)約137万立方㍍。工期は22年3月31日。22年4月~23年4月までの1年間を軟弱地盤の圧密放置期間と想定している。
見学会の開催にあたり、河瀬伸幸委員長は「2025年万博の開催が夢洲に決定した。30㌶という広い土地で地盤改良工事をしているので、この機会に海洋工事の技術の勉強に努めてほしい」とあいさつした。大阪市港湾局計画整備部保全監理課の小林靖仁設計担当課長代理が夢洲地区のまちづくり、五洋・南海辰村JVの西口松男総括所長が工事概要について説明した。続いて、土地造成工事を行っている現場を見学した。