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総合ニュース
2014/10/10
「ひと」都市再生機構理事・西日本支社長 伊藤 治(いとう おさむ)氏
入社以来、都市再生・賃貸住宅・ニュータウンと主要部門を担当した経験を西日本で発揮すべく、7月16日付けで、都市再生機構理事・西日本支社長に就任した。
「関西での仕事は初めてなので、出来るだけ沢山の場所に行き、地域の特色を理解したい。その上で、これまでの経験を実践に活かすことが出来るようにしたい」と就任の抱負を語る。
今後、求められる役割や課題に対する取組みとして、都市再生の部門では「良質な事業の構築を期待されており、いかに民間ビジネスとして成立させるか」にかかっている。賃貸住宅の部門では「事業としては難しい課題を抱えているので、対処方法などを検討している」とした。ニュータウンの部門では「今後5年間で約450haの土地を販売するために、皆で一緒になって買い手側に添った提案を考えている」と述べた。
現在抱えている事業などでは「うめきた2期区域では、要請やご期待に応えるかたちで関わっていきたい」と考えを示し、現在大阪府・市の審議会のメンバーに参加して、密集市街地の改善についても、大きな課題と認識しているので「解決に向け関係機関との調整役などをすることにより、明日のマーケットをより良いものにするのが、機構としての仕事のあり方」と語った。そのほか賃貸住宅では「大学等と一緒になって様々な企画、試行を展開している。やりっ放しにならないように評価し、アレンジする時期にきている」とし「若い人との融和ということでは大きな意味をもつ仕事」と語った。
建設業への期待は「事業者の方々に色々な視点から注文をいただきたい。出来るかぎり受け止めて、今後の仕事に活かしていきたい」と率直な思いを述べた。
【略歴】81年3月東京大学法学部卒業、同年4月日本住宅公団入社、06年東京都心支社都市再生企画部担当部長、13年本社住宅経営部長を経て現職。趣味はウォーキング、囲碁。愛知県出身、1958年5月7日生まれ、56歳。